2017年04月05日

蒼傘屋にようこそ。

●::●:●::●
aokasaya1.jpg
●::●:●::●
いらっしゃいませ、こんにちは。
こちらは、創作小説サイトでございます。
初めてご来店のお客様も、再びのご来店の方もごゆるりとご覧ください。
●::●:●::●
更新履歴:2016'10'1
企画「憂い」


案内板
長編連作読切企画題目


↓こんな活動もしています(停滞中)↓
club A&C

タグ:案内
posted by 藤原湾 at 00:00| 案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月03日

露と消え

 扉を開いて目に入ってきた光景に、私は口元を抑えた。それでも嗚咽が漏れそうになった。全身が震え、足が揺れる。それでも耐えなければならない。涙の一滴さえも零してはいけない。

 そう自分に言い聞かせながら、部屋の中央に置かれたベッドの上を見つめる。

 連なった何本ものチューブに繋がれた貴方が見える。優しい瞳も今は重い瞼に阻まれ、私に笑いかけることはない。傍らのスクリーンには、かすかに揺らぎを表示する一本のライン。

 ベッドと私を隔てて、白衣がひらひらと行き交う。それを阻んで駆け寄ることは出来なかった。

 もう一度、自分に言い聞かせる。涙は零してはいけない。

 貴方の命の火を、その露で消してしまわないように。

posted by 藤原湾 at 23:58| Comment(0) | 文庫◎企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月01日

憂い

Twitter上で毎月開催されている300字小説企画(タグは#Twitter300字ss)第26回参加作品。
お題「月」

――――



物語を開く
タグ:Tw300字ss
posted by 藤原湾 at 23:57| Comment(0) | 文庫◎企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月03日

そして知る。

Twitter上で毎月開催されている300字小説企画(タグは#Twitter300字ss)第25回参加作品。
お題「訪れ」

――――



物語を開く
タグ:Tw300字ss
posted by 藤原湾 at 22:43| Comment(0) | 文庫◎企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月05日

蒼傘屋

blueumbrella02.png
町の外れに小さな小さな貸本屋が店を開けた。
若い男の店主と同じく若い娘の二人が営むその店の日常を描く短編連作。


蒼傘屋 〇 【二〇〇七年】
貸本屋を開く男が店の戸から足を踏み入れ、一人感慨深げにしていると、入口から影が差した。
そこに立っていたのは。開店当日の掌編。(原稿用紙3枚/2KB)

蒼傘屋 一 【二〇〇八年】
私は困っていた。店にはいつもは来ないような客が来店していたのだ。
あまり来店しないような幼いお客様をお迎えした掌編。(原稿用紙8枚/5KB)

蒼傘屋 八 【二〇一五年】
私は今この店に一人だ。それでも何とかやってこれたとこの一年を想う。
里帰り中の妻と電話を通して語る掌編。(原稿用紙4枚/2KB)

蒼傘屋 九 【二〇一六年】
郵便受けを覗くと、一葉のチラシが目についた。
大型百貨店開店に思いを馳せる掌編。(原稿用紙4枚/3KB)


―――
晴れていたら。【二〇〇六年】
高校の下駄箱で佇む少年は、恨めしそうに空を見上げていた。
二人の高校時代の掌編。(原稿用紙4枚/3KB)

ポスターを剥がして。【二〇一四年】
私は店先のポスターを剥がした。また一つイベントが終わった。その時の高揚感を思い出しながら。
「覆面作家企画6」終了に寄せた掌編。(原稿用紙5枚/3KB)

つなぐもの。【二〇一四年】
スタンプラリーでサイトを訪ね合って物書き同士の親睦を深めよう!という交流企画「オンライン小説スタンプラリー〜たれ科コース〜」の特典小説。(原稿用紙17枚/11KB)

彼女に向けて【二〇一五年】
これから生まれてくる子に何をしてやれるだろうか。跡継ぎとしての荷を背中に負わせたのは私だ。
フリーワンライ企画(@freedom_1write)第43回参加作品(原稿用紙5枚/3KB)

Copyright(C) 2007-2015 Wan Fujiwara. All rights reserved.
タグ:蒼傘屋
posted by 藤原湾 at 23:55| Comment(0) | 文庫◎連作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする