2014年12月05日

八月三十一日

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八月三十一日。
夏休み最後のその日に囚われた人は、どうしたら解き放たれるのだろうか。



土岐翔太:限りない夏休み

 僕は夏休み最後の日、学校に行きたくないと幼なじみに零した。
 そのまま、秘密基地で寝てしまった僕は、今日が八月三十一日だと知って、喜ぶが――。
(「第8回夏祭り」参加作品/11KB/原稿用紙19枚)


波積夏歩:終わらない夏休み

 夏が来ると、思い出す。あの日いなくなった幼なじみを。
十年前に行方知れずとなった幼なじみがきっかけで警察になったわたしが異動した先は、いなくなった時と同じ姿で見つかるという奇妙な子どもたちを保護するという対策室だった――。
(「夕去りて夏を恋う」参加作品/15KB/原稿用紙24枚)


留奥修悟:時を飛ぶ子供達

 俺は目の前の少年を見つめた。本当であれば二十歳を過ぎているはずなのに、彼の姿は小学生のようだったからだ。彼の話を聞くうちに、俺は幼なじみの男を思い出す。タイムスリップする子供達の事件を解く物語。
(「ゆるゆるSF企画2」参加作品/12KB/原稿用紙12枚)



posted by 藤原湾 at 23:57| Comment(2) | 文庫◎連作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
八月三十一日シリーズすべて読ませていただきました。
最初に夏休み二作を読み、二人とも再会できてよかった……! と思っていたら、最後の解読編でおぅふ……となりました。やっぱり人間が一番怖いなと。その上で『限りない夏休み』を読むと、もう悲しくて切なくて。
こういった、一つ一つの話は完結していてそれぞれの雰囲気も違うのに、全ての視点で読んでいくと全貌が見えてくるという構成がすごいなあと思いました。
個人的に、健気な翔太くん(くんという年でもないですが)が好きです。あと、全ての話の終わり方がすごく好みです。
切なさの混じった爽快感のある作品をありがとうございます。楽しませていただきました。
Posted by 雨宮万里 at 2015年01月02日 13:58

サイトにお越し頂きまして、また作品をお読みいただきありがとうございます。コメントを頂き、感激してます!
一つ一つだけでも完結する話を目指していたので、そう言って頂けて嬉しいです。
思った以上にそれぞれが個性を発揮した作品になったと思います。
楽しんで頂けたようでなによりです。

感想を頂き、ありがとうございました。
Posted by 藤原湾(管理人) at 2015年01月02日 20:37
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